表紙を作るとき(私は作らないんだけど)に入れなければ行けない情報.
表紙を作らないっていうのは,1ページ目(みんなが背景とか書いてあるページ)に
上記の情報を入れている.
なんでかって言えば,発表時間は限られているのに,プログラムにも書いてあるような情報をいちいちしゃべってたら時間がもったいない.
たとえば,「~と題しましてhoge大学のhoge田fuga郁が発表いたします.」なんてしゃべるより,
「hoge大学のhoge田です.こちらのテーマでですね,~って研究をしてて,なんでかっていうと」
って喋りだしたほうがはるかに時間の節約になる.だから,1枚目にタイトルと背景を詰め込んじゃう.
あと,スライド出して置ける時間があるなら,“つまらない”タイトルページをずっと見せされるより,
背景とか研究のことが書いてあるページを見せされるほうがよっぽど観衆の人たちも楽しいと思うから
表紙なんていらないなって思う(持論なので表紙つけるなって言っているわけではありません).
■ 審査会と講演会
上述のは「講演会(一般的な学会とか)」の話で,卒論なんかの「審査会」だと話が変わってくるかもしれない.
審査会は「卒業させてもらうための発表会」なので,
研究の紹介とかよりも,自分をよく見せることが(たぶん)必要なんだと思う.
だからみんなスーツに(主に男性は)ネクタイという形から入っている.
こういう審査会では,「自身の名前」「研究題目」をはっきり述べ,
「発表を始めます」と言ってから始めた方が(印象的にも)良いと思う.
1文は20文字以下にしてほしいとか,文字だらけのスライドは聞いてて飽きるとかあるけど, それはまた別の話なので… (ぶっちゃけ,スライドに書いてある文字を読むだけの発表なら 「1分待つのでここに書いてあることを読んでください」 って言って読ませればいいし,っていう話)
ときどきスライドを印刷して配るときがあるけど,ここでも注意が必要.
本文では縦軸横軸が何を示しているのか書いてあるのに, スライドには書いてないっていうことがあるけど, スライドでも縦軸横軸が何を示しているのか,単位は何なのかも書かなければいけない. 書いた上で,発表でも縦軸はhogeを示していて, 横軸はfugaを示していますって言わなければダメ.
私がスライドの基本構成を勉強したのは,後藤さんの良いプレゼンと悪いプレゼンなので,
かなりこれに引っ張られているかもしれないけど,
(割と)参考になる(と思う)ので,私なりの解釈でスライドの基本構成をメモしておく.
スライドの(要旨の)構成は基本的にこんな感じだろうか.
背景 → 目的 → 方法 → 結果 → 考察 → まとめ
で,これでスライドを作ると
背 景:地域材(県産材)を土木分野で使うと,地域経済が活性する.
目 的:地域材を使った土木構造物の経済波及効果を評価する.
方 法:既存の県産業連関表に木製土木部門を新設した「拡張産業連関表」を開発した.
拡張産業連関表を用いて,地域経済波及効果を定量的に評価した.
結 果:地域材を使うと地域経済波及効果は,使わない場合に比べて30 %高くなった.
非木製と比較すると,地域材を使った場合20 %高くなった.
地域材を使わないと,非木製の方が高くなった.
まとめ:拡張産業連関表により,土木分野での木材利用による経済波及効果は
地域材を使うと地域経済波及効果は,使わない場合に比べて30 %高くなった.
非木製と比較すると,地域材を使った場合20 %高くなった.
地域材を使わないと,非木製の方が高くなった.
このように定量的に示された.
って感じの発表を聴くと,「なんで地域材を土木分野で使うのか」
「なんのための研究」で「これにより何を得られるのか」が良くわからないので,
「あなたの研究の意味を教えて下さい」的な質問が来てしまうんだと(私は)思う.
そのため,最低限研究のストーリーが分かるようにした方が良い(と思う).
そこで,上記の構成を下記のような構成に作り変える.
まず,環境影響や地域経済の活性化などの視点から,土木分野での木材利用が促進されている.
そんな中,地域材を利用した土木構造物も増えてきた.
だけど,地域材を土木構造物に利用したときの,経済効果は評価されていない.
だから,実態に即したデータで土木構造物への地域材利用による経済効果を定量的に評価することは重要だ.
そこで,建設企業から収集したデータで,拡張産業連関表を開発して,経済効果を評価した.
すると,地域材を使ったほうが,使わない場合に比べ経済効果は大きくなることが分かった.
よって,地域材利用は地域経済に好影響となることが定量的に示された.
みたいなストーリでスライドを作ると,なんとなく「やる意味」も分かるし, 「何が得られたか」も分かるストーリーになっていると思う. あとは自分の目的と照らし合わせて,結果の持って行き方を変えれば良いかなって思う. 要するに,ストーリーの序章が変われば,結果も変わるってことを意識して作れば良い(と思う).
あくまでスライド上での参考文献の書き方なので,論文での書き方と多少違います (投稿先によって書き方が変わります).
同一スライド上に参考文献を書く場合は上図の通り.
パターン1では,片カッコと数字を上付き文字にして,参考文献を連番にします.
パターン2では,連番を使わず著者名と発行年を記載します.
スライドに余裕がない場合はパターン1がおすすめ.
有名な先生とかの著書の場合(発表する学会なら知らない人はいないぐらいの先生)
は,パターン2でも良いのかもしれません(自論).
もちろん文字色は黒です(参考は分かりやすさのため色をつけています)
ちなみに,参考文献の書き方は
著者名1,著者名2,…,著者名n:タイトル,ジャーナル名,巻(号),ページ,発行年.
みたいに書くと良いと思います.
使用条件に反しない限り許可や申請なしで利用できたりするので, こういうところのを利用してみる.